香のん店主 五十嵐真弓

(いがらし まゆみ)

アロマセラピスト・アロマテラピーインストラクター・フィトセラピスト

富山県魚津市 アロマテラピーとハーブのお店 香のん

(公社)日本アロマ環境協会総合資格認定校 フローラメディカ魚津香のん校

講師歴22年・セラピスト歴20年

アロマテラピーやハーブなど安心できる自然由来のもので、毎日をもっと健やかに、彩り豊かに過ごすお手伝いができればと、2010年3月、富山県の海辺の小さな町・魚津で「香のん」をオープンしました。

お店では、

  • アロマテラピー関連商品販売
  • 無農薬ハーブティー販売
  • オーガニック化粧品販売
  • アロマテラピースクール
  • メディカルハーブ講座
  • 心理学講座
  • アロマテラピートリートメント(アロマエステ)

などをご提供しています。

香のんをオープンするまでの道のりのお話、ちょっと長くなりますが、良かったらお付き合いください。

海外と関わる仕事がしたい。外国人研修生と関わった会社員時代

富山県黒部市というところで、私は生まれ育ちました。

幼い頃は、喘息と(今で言う)アトピーがひどくて、母や祖母が、少しでも良くなるようにと、食事に気を遣い、あそこの病院が良いと聞けば受診していました。その甲斐あって、中学生になる頃には、喘息もアトピーもおさまり、元気に過ごせるようになりました。

通っていた小学校の近くに、世界40か国以上に工場を持つ、とあるメーカーの日本での製造拠点があり、毎日、そこの工場建屋を眺めながら、小学校から短大まで通学していました。

高校時代、アメリカでの短期留学が楽しすぎて、英語の勉強にのめりこみ、将来は、海外と関わる仕事をしたいと就職したのが、通学時に毎日眺めていたその会社でした。

入社後、配属された部署は、海外工場を日本からサポートする部署で、割り当てられた仕事は、海外工場から技術研修に来日する外国人研修生の日本での在留手続きと、通訳を含めた日本滞在中のさまざまなケアをおこなうことでした。

年間約100人、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど、おおよそ20か国から日本に技術を学ぶために来日する外国人研修生は、生活習慣、宗教観、物事のとらえ方・考え方など、当然それぞれ違っていて、日本にいながら多くの異文化に触れることができ、自分自身の視野が広がる良い経験を積めて、とても楽しかったです。

暇を見つけては海外へ行く日々。香港旅行で・・・
仕事は充実しているけれど、全身アトピーでボロボロの20代

仕事は、とても忙しくて残業も多かったですが、やり甲斐も感じ、充実していました。

仕事で関わる人たちが、外国人研修生や海外駐在員が多かったため、興味は自然と海外へ向き、会社の長期休みに海外を旅行するようになりました。

訪れた国が10か国を超えた頃、同期の友人に会うために訪ねた香港のホテルで、洗顔しているときに、頬に痒みを感じました。その時は、香港の水が合わないのかなと思っていたのですが、帰国後も頬の痒みは治まらず、かゆい。かゆい。と思っているうちに、痒みは全身に広がり、気づけば、全身がかさぶただらけに。痒くて、夜中に無意識にかきむしり、朝、目覚めると、かさぶたがはがれて出血している状態になりました。

皮膚科に通うも、処方されるステロイド剤もどんどん強くなり、どの化粧品もつけるとひどく痛むので、乾燥で赤く腫れたすっぴん顔で通勤するように。

とうとう見兼ねた当時の上司からも「その顔、痛々しくて見ていられないから、何とかしなさい」と言われるまでに。

上司にまで心配をかけてしまった早く治さねばと焦り、情報収集して試して期待して、良くならなくて落胆することを3~4年繰り返し、周囲の人からも、私といえばアトピーの人ね。という認識のされ方をする状態でした。

ちっとも良くならない肌に、何をしたら良いのか、わからなくなり、私はすっかり疲れてしまいました。

きっかけは新聞のイベント告知でした

一向に良くならないアトピーに、もうこのまま一生、我慢して付き合っていかなければいけないんだな。と、アトピーを改善することを諦めていたときに一枚の新聞のイベント告知を目にしました。

アロマテラピーの体験レッスンの告知でした。

それが、アロマテラピーとの出会いでした。

今から25年ほど前のことです。

1本の香りとの出会い

今では、アロマテラピーという言葉は広く知られていますが、25年前は、まだアロマテラピーという言葉も聞いたことがない。という人の方が多かった頃でした。

当時の私も、アロマってなんだか聞いたことがあるけど、あれでしょ。お香やキャンドルを燃やして香りを楽しむんでしょ。というくらいの認識でしかなく、なんだか目新しそうだし、新しい趣味になればいいな。くらいの軽い気持ちで体験レッスンに参加しました。

そこで初めて、天然のラベンダー精油の香りに触れました。

天然のラベンター精油の香りは、ラベンダーってこんな香りでしょ。という私が勝手に持っていたラベンダーのイメージを良い意味で裏切り、自然の香りの心地よさと豊かさ、後に残る印象の強さに驚きました。

その体験会で作ったアロマクラフトは何だったのかは、もう忘れてしまいましたが(笑)、その初めて嗅いだラベンダー精油の香りの印象は今でも覚えています。

恩師との出会い
アロマテラピーの勉強を通じて、人生を学ぶ

体験レッスンで触れたラベンダー精油がきっかけで、もっとアロマテラピーを勉強してみたいと思い、学べるところを探して見つけたのが、のちに転職して5年間スクール講師として勤務することになる、富山市の薬局内にあるアロマスクールでした。

そこの薬剤師でもあり、アロマテラピーインストラクターでもあった恩師と出会ったことで、「ただ香りを楽しむアロマテラピー」だけでない、「自身の自然治癒力を高めていきながら香りを楽しむ【自然療法】としてのアロマテラピー」の世界に触れ、私の中の認識と人生が大きく変わり始めました。

アロマテラピーの講座の中で、先生が教えてくださったことは、香りの知識だけにとどまらず、部分だけでなく全体を見ようとすることの大切さ、本来の自分がもっている自然治癒力を高めるための食事、睡眠などの生活習慣全般のことなど、心も身体も健やかに長く生き続けるための、人生の智恵そのものでした。

アロマテラピーの講座を通じて智恵を得た私は、それまで、とにかく肌のコンディションが良くなるように外側からのアプローチばかりをしていて、自分の身体の中を改善することは全く考えていなかったことに気づきました。

仕事の忙しさにかまけて、食事をとる時間帯も不規則で、外食・総菜やインスタントが多く栄養バランスは全く考えておらず、甘いものが好きで炭酸ジュースやお菓子も好きなだけ食べていました。運動もあまりせず、睡眠時間も十分ではありませんでした。

無知ゆえに、バランスを崩す要素しかないと、ツッコミどころ満載の生活が、どれだけ自分自身を傷つけることだったのか知りませんでした。

アトピーは身体からの痛烈なメッセージだったのだと。

ハーブティー飲んでるって言うと、なんかかっこいいかも

2年経ったある日、脱皮しました

新しい世界へgo!会社員からアロマテラピーの世界へ

アロマテラピー資格認定校での講師の日々/広がる自然療法の世界

よし!お店をやろう!/ワクワクの開店準備

香のんオープン/「嗜好品にはお金をかけるかなぁ」

結婚&出産&子育て 子育てでこそアロマやハーブ使っちゃうチャンスなのでは!

あっと言う間に開業してから10年以上/香りとハーブを通して生活をより健やかなものにするのか選ぶ目を育てる

資格

(公社)日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクター
(公社)日本アロマ環境協会認定アロマセラピスト
(公社)日本アロマ環境協会認定ナチュラルビューティースタイリスト

ARTQ認定妊産婦ケアマスター
フィトセラピスト

フラクタル心理学家族関係コース講師
フラクタル心理カウンセラー

登録販売者